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流星群


★お題:「流れ星」。短文小説です。


【①】

僕の目には、堕ちてくる無数の星を愛おしげに見つめる彼女の姿。
彼女は待っている。ただひとつの星が降りてくるのを。流星群の夜に星になった恋人が戻ってくるのを。
もう十年、繰り返されてきた彼女の儀式。
今日こそ伝えるつもりだったのに、彼女の微笑を前に僕の唇は言葉を忘れる。

(131文字)



【②】

ペルセウス座流星群。やっとこの夜がやってきた。
そそっかしい彼が星になってしまってもう十年。彼はまだ私達の丘を探して迷っている。
方向音痴な彼がちゃんと戻って来られるように赤く大きな篝火をたく。
早く私を見付けて。
落ちてくる星を抱きしめるように、私は天へ腕を伸ばした。

(131文字)



【③】

毎年唇を噛んで見送ってきた列車の切符を、今年僕は人に譲った。
列車は燃える流星群となり、彼女の丘にも降り注ぐ。
ずっと一目会いたかった。愛していると伝えたかった。けれど彼女を想う瞳の存在に気付いたから。
「さようなら」
彼女の幸せを願い、僕は消えた。ただ一度だけ瞬いて。

(131文字)


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

以下、筆者コメントです☆彡





某所の140字小説のお題指定投稿日の参加作品。(※実際は131文字以内)
8月のお題は「流れ星」でした☆彡

……完全に「流星群」だと思い込んで書いちゃったんですけどね・・・・・・(汗)

だって、ペルセウス座流星群にちなんで決められたお題だったんだもん! 勘違いもやむなしでしょ!(←そんなことありません)

それはそうと、今回は同じシーンを三者の視点で書いてみました。
三人とも、あと少しで交われるのに、思いっ切りすれ違っちゃってますね(苦笑)。
このあと幸せになれるのか、このまますれ違ったままなのか……

お盆で時間がなくて、かなりやっつけ仕事になってしまったので、文章については正直微妙なんですけど、内容は割と気に入ってるかも。
131文字の中で余韻を出しつつも、いかに分かりやすくするかが課題ですね。

ご意見・ご感想などあれば、お気軽にお寄せ下さい♪
読んで下さってありがとうございました☆彡

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genre : 小説・文学

tag : 短文小説 お題 文章修行

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